現代美術にも多大な影響を与え続け、世界中から愛される流派となった「琳派」。俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一といった画家たちが、江戸時代に約100年ごとに血縁や師弟関係ではなく「私淑」で繋がり広がったこの系譜を、国宝『風神雷神図屏風』『燕子花図屏風』などの代表的絵画作品はもちろん、本阿弥光悦『舟橋蒔絵硯箱』、野々村仁清『色絵雉香炉』といった工芸作品、さらに近代に活躍した図案家神坂雪佳の作品『百々世草』まで取り上げ、一冊で体感できる内容にしています。光悦と宗達のタッグで生まれた和歌巻、金地屏風に描かれた季節の草花、高度な墨技が光る水墨画、卓越したデザイン感覚―― 美のワザと精神がどのように受け継がれ、翻案され、現代に生かされているのかがページをめくるごとに楽しみながら理解できます。とりわけ、近年注目が集まっている江戸の画家、酒井抱一と鈴木其一の作品を17点掲載。京都の金地屏風に対し抱一が好んで撰んだとされる銀地屏風に広がる静謐な世界や、抱一の弟子である其一のクールで理知的な世界を堪能できます。同時に、当時の宮廷文化の美意識をうかがえる建築『桂離宮』『修学院離宮』も加えて紹介。
【目次抜粋】
はじめに
宗達・光琳と抱一派
琳派と漆工 Ⅰ
琳派と漆工 Ⅱ
光悦から乾山へ
桂離宮
「光琳模様」の流布
江戸漆工の革新者
仁清と京焼
光琳の『燕子花図屏風』金箔地制作について
琳派 時を駆ける
出版社 : 小学館 (2013/4/25)
発売日 : 2013/4/25
言語 : 日本語
大型本 : 288ページ
ISBN-10 : 4096011134
ISBN-13 : 978-4096011133
寸法 : 28.3 x 5.2 x 38.8 cm
定価16500円(税込)
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